犬の飛びつきや噛みつき、直したいけどどう直すのか分からない人が多いはずです。
飛びつきはチワワのように小柄な体型ならまだしも、中型犬以上になってくるとそのパワーに転ぶことも。
そして噛みつきは犬種関係なく犬や人にケガをさせてしまう恐れが。
私の友人はフレンチブルドッグを飼っており、家へ遊びに行くとものすごい勢いで飛びつきますよ。
10キロ以上体重があるので、身構えていないときに飛びつかれると思わず尻もちをついてしまいます。
飛びつく相手が小さい子供だったら確実に体ごと押し倒されている勢いです。
噛みつきはもちろん、飛びつきもトラブルにつながる事態になりかねないので直したいですよね。
今回は、犬の飛びつきと噛みつきを直す方法を解説していきます。
飛びつきと噛みつきを克服できれば、飼い主からすればとても安心です。
あなたの愛犬をさらに賢くするために、直す方法をぜひ参考にしてみてください!
犬はこんな理由で飛びつく!飛びつきの5つの原因を徹底解説
犬の飛びつきは、場合によってはトラブルの元になることもあります。
宅配業者、走行中の車や自転車など、飼い主以外にも飛びつき癖がついていると困りますよね。
では、犬が飛びつきをする理由はどんなものがあるのでしょう。
直す方法の前に、まずは飛びつきをする理由を知りましょう。
- 嬉しくて興奮している
- 構ってほしい
- 飼い主の持っている物がほしい
- 犬の本能
- 追い払おうと威嚇している
1.嬉しくて興奮している
飼い主の帰宅時や大好きな人に会ったとき、散歩やご飯の時間のとき、嬉しさから興奮し飛びつきます。
2.構ってほしい
特に、飼い主の胸元と距離がある体格の小さい犬は、抱っこや相手にしてほしい場合に飛びつきが多いです。
小型犬や子犬によくみられますよ。
3.飼い主の持っている物がほしい
おやつやエサ、おもちゃがほしくて飛びつきます。
食事中に飛びつかれる、なんて経験をしている飼い主も多いかと思います。
4.犬の本能
犬種にもよりますが、バイクや自転車のような動くものを本能的に追いかけようとした結果、飛びつきがみられることも。
牧羊犬や狩猟犬は特に反応しやすいです。
5.追い払おうと威嚇している
怖がりな犬は、近づく人や犬に対して追い払おうとして飛びつくことがあります。
これは車や自転車などにも同様です。
犬の飛びつきには色々な感情が関わっています。
嬉しさからくる飛びつきは、愛らしくてつい許してしまいますよね。
私はチワワを飼っていますが、会社から帰宅すると飛びついて喜んでくれます。
良くないことだと分かっていても、その瞬間だけはつい甘やかしまうのですよね。
癖がついてしまいますし、足腰への負担にもなるので飛びつきは直すのが一番です。
トラブルを起こさないためにも、対策していきましょう。
噛みつく犬はこんな心理!噛みつきの4つの原因を知ろう
続いて、噛みつきをする犬の気持ちをみていきましょう。
噛みつきの原因がわかると、直すための対策が取りやすくなりますよ。
- 不安・恐怖を感じたとき
- ストレスを感じている
- 本能が働いた
- ケガや病気のため
1.不安・恐怖を感じたとき
知らない人に触れられたなど、恐怖を感じた際に自分を防衛しようと噛みつきをすることも。
2.ストレスを感じている
運動不足、コミュニケーション不足が続くと、ストレスを感じて噛みつきが増える場合があります。
3.本能が働いた
例えば急に触られて驚いたときに、犬は本能的に防衛と攻撃目的で反射的に噛みつく場合があります。
4.ケガや病気のため
犬が体のどこかを痛めていて、飼い主が抱き上げたり触ったりしたときに、痛みから噛みつこうとすることがあります。
犬の噛みつきには、攻撃目的でない理由もありますね。
私のチワワが足を痛めていたときに、抱っこしようとしたら噛みつきをしてきた経験があります。
そのときは足を痛めていることを知らなかったので、驚きました。
ただ、それがきっかけで愛犬が足を痛がっていることに気が付けたのです。
体調が理由の噛みつきであれば、普段と違う犬の行動で飼い主も気が付きやすいですね。
直すにはこうしよう!飛びつき噛みつきの直し方
原因を理解したうえで、飛びつきと噛みつきを直すにはどんな方法が有効なのでしょうか。
癖づいたものを直すのは一筋縄ではいきませんが、飛びつきと噛みつきそれぞれの直す方法をご紹介します。
飛びつきを直すには
抱っこや遊びを要求する飛びつきには反応しないようにします。
「飛びつきで要求が通る」と犬は学習してしまうので、飼い主は心を鬼にして無視しましょう。
また、動いている物や知らない人、犬への飛びつきには、飼い主が犬の飛びつき対象に先に気が付けるとよいです。
直すには、散歩中に飼い主とアイコンタクトを取れるようにしましょう。
飼い主に注目させて、犬の飛びつき対象が離れるまでこちらに気を引くのです。
はじめはおやつを使いながら、名前を呼んでこちらを見たらおすわりをさせます。
できればご褒美におやつを与えて褒めましょう。
これを繰り返します。
散歩中に飼い主に集中できるようになると、事前に飛びつきを回避できるようになります。
繰り返す根気は必要ですが、飛びつきを直すためにはこの方法が有効です。
噛みつきを直すには
噛みつきは癖づけないようにすることが大切です。
人を噛むようであれば、「だめ」と短い言葉で叱り、ケージに入れて構わないようにしましょう。
犬が飼い主を噛んだときにこの行動をとれば、「噛みつくと楽しくないことになる」と学習します。
また、噛みつきを直すには根本的な原因を取り除くことも必要です。
ストレスから噛みつきをしているなら、噛む用のおもちゃを与えて、噛みたい欲求を満たしてあげるとよいです。
噛みつきを直すうえで、強く叱りつけるのはNGです。
犬を叩いたり、大声で叱っていては直りません。
恐怖を感じてより攻撃的になる恐れもありますし、飼い主との信頼関係も崩れます。
飛びつき、噛みつきを直すには飼い主は冷静に対応し、褒めるときは大げさなくらい褒めてあげましょう。
私も愛犬のチワワが子犬の頃は、甘噛みを直すため、噛んできたらケージに入れて無視をすることもしました。
外に出たくて鳴きますが、これも噛みつきを直すためだ!と徹底しましたよ。
かわいい愛犬を無視するのは心が痛みます。
ですが、そのおかげで成犬となった今では人に噛みつくことはないです。
飛びつきと噛みつきは、直すには根気が必要ですが、
しっかりしつけをして直しておけば安心できますね。
まとめ
- 犬が飛びつきをする5つの理由についてご紹介
- 犬が噛みつきをする心理と原因を解説
- 飛びつきと噛みつきを直すためにやってほしいこと
今回は犬の飛びつきと噛みつきを直す方法をご紹介しました。
犬が飛びつきや噛みつきをするには必ず理由があります。
それを理解したうえで、直すための対応をしていきましょう。
どんなしつけでも覚えるまでには時間がかかるものです。
焦らず根気よく続けましょうね。
直すためのしつけを通してあなたと犬の信頼関係も高まりますよ。
犬の飛びつきや噛みつきに悩んでいる人は、今回ご紹介した内容をぜひ試してみてください。
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