犬が飼い主に唸るのは、どんな理由があるか知っていますか?
悪化すると噛む恐れもでてきます。
普段はおとなしい性格ですと、突然攻撃的になると驚いてしまいますよね。
しつけの仕方で噛む癖がついている場合もありますが、実は本能的な理由から飼い主に唸ることや、噛む場合があります。
ただ、どんな理由であれ、飼い主に唸る・噛むような攻撃性をそのままにしておくと、トラブルにつながってしまいます。
癖がついて誰にでも威嚇するようになってしまいますし、噛むことでケガをさせてしまう恐れも。
私も犬を飼っていますが、噛む癖をつけさせないために、子犬の頃から甘噛みでさえも許しませんでした。
そのおかげで成犬となった今でも、噛むトラブルは一度もありません。
犬の攻撃性をコントロールするのは飼い主の重要な役目です。
飼い主に唸る・噛む理由を知っておくことで、気持ちに寄り添ったしつけができます。
今回は、飼い主へ攻撃的になる理由とその対応についてご紹介していきますよ。
犬が飼い主に唸るのはどうして?6つの理由を徹底解説!
犬が飼い主に唸るのはどうしてでしょう。
どんな状況であっても、しっかりと理由があるのです。
まずは飼い主に唸る理由をご紹介します。
- 物への執着
- 何かを要求している
- 犬の思春期
- 触られすぎて嫌がっている
- どこか痛めている
- 目や耳など神経の異常
1.物への執着
おもちゃなど渡したくないものを取られるかもしれないと感じたときに、飼い主に唸る場合があります。
これは、ほかの犬や人に対してもみられます。
しつけで「ちょうだい」を教えておくとよいです。
おやつを使って、「ちょうだい」と言葉を発しながら加えているものを離させます。
離したら褒めておやつを与えましょう。
おもちゃを離してもいいことが起こる、と学習しますよ。
2.何かを要求している
飼い主に唸ることで、自分の思い通りにしたいことを訴えています。
犬からの要求で多いのが、食べ物・おもちゃが欲しいというものです。
唸るからといって要求を受け入れると、今後も同じことを繰り返すように。
要求から飼い主に唸るケースは、無視をすると次第に改善します。
3.犬の思春期
個体差はあるものの、1歳未満の子犬の時期に思春期が訪れます。
突然言うことを聞かなくなったり、反抗的になったり。
1歳を過ぎると落ち着くことが多いですが、子犬で飼い主に唸るケースは思春期が理由であることも考えられるでしょう。
4.触られすぎて嫌がっている
必要以上にさわられることが嫌で、飼い主に唸ることも。
かわいさからつい撫でくりまわすことってありますよね。
愛情もやりすぎれば犬は鬱陶しいと感じるのでほどほどにしてあげましょう。
5.どこか痛めている
飼い主に唸る理由の1つに、体のどこかを痛めている可能性があります。
病気やケガが理由でどこかに痛みがある場合、痛い箇所にふれたときに唸るはずです。
その場合は、どこをさわると唸ったかを覚えておいて、獣医さんに伝えるとよいでしょう。
6.目や耳など神経の異常
例えば、老犬になり目や耳が衰えた場合、急にさわられることに驚いて飼い主に唸ることも。
驚きから警戒して怒ってしまうのです。
前触れもなく急にさわると脅かせてしまうので、声をかけたり視界に入ったりしてからさわるとよいです。
飼い主に唸る理由として心当たりのあるものはありましたか?
私は愛犬がかわいすぎてギューッと抱きしめたくなることが多々ありますよ。
犬の飼い主であれば、過度なスキンシップで怒られる経験があるはずです。
そんな時は決まって唸り声をあげて「やめろ」と意思表示をされています。
噛む犬にさせない!飼い主を噛む4つの理由と対策をご紹介
噛む行為はケガを負う可能性があるので積極的にやめさせたいですよね。
犬が飼い主を噛む理由はこちらです。
- 噛む欲求が強い
- 歯の生え変わりでかゆい
- ストレスを抱えている
- 遊びや甘えで噛んでいる
7.噛む欲求が強い
犬はもともと噛む習性をもっています。
家の家具などなんでも噛んでガジガジしてしまうことありませんか?
そんなときは噛みごたえのあるおもちゃやガムを与えて、噛む欲求を充分に満たしてあげるとよいです。
8.歯の生え変わりでかゆい
子犬の場合は、生後約6ヶ月以降から永久歯へ生え変わります。
このときに歯がむずがゆく感じるため、噛むことが増える傾向が。
歯固めのおもちゃを用意しておくようにしましょう。
9.ストレスを抱えている
ストレスが理由となり、噛む場合もあります。
運動不足や、生活環境の変化がストレスを高める原因に。
日ごろからの充分な散歩と遊び、コミュニケーションでしっかりと発散させることで改善につながります。
10.遊びや甘えで噛んでいる
子犬の頃から手遊びをしていると、人の手はおもちゃで噛んでよいと認識します。
手にじゃれつく姿はかわいいですが、噛み癖がつく理由となるので遊ぶ時は必ずおもちゃにしましょう。
噛む理由はいくつかありますが、放置すると誰にでも噛む凶暴な性格になってしまいます。
ひどくなる前に、噛む理由に合った対応をしておきましょう。
私は仕事が理由で飼い犬に留守番をさせる時間が長いので、週末になると愛犬のおもちゃ遊びがいつもより激しくなります。
きっと、運動したい欲求が高まっているのでしょうね。
留守番をさせなくていい日はドッグランに出掛けるなど、犬との時間を多く作るようにしています。
ストレスをうまく発散させてあげることで、犬も噛むことなく穏やかに過ごせるはずです。
こんなことしてない?唸る噛む犬へのNG行動
犬が飼い主に対して攻撃的だからといって、強く叱りつけるのはNGです。
- 叩く
- 押さえつける
- 大声で叱る
これらはしつけをするうえで、絶対にしてはいけません。
犬は飼い主を怖がるようになってしまいます。
そうなると、自分の身を守ろうとしてさらに噛むようになり攻撃性が高まります。
飼い主との信頼関係もなくなり、まったく言うことをきかなくなってしまうのです。
体罰のような強い叱り方では、信頼関係が大きく崩れる理由となるのでやめましょう。
叱るときは「ダメ」などの短い言葉を低くはっきりと伝えます。
感情的にならないよう毅然とした態度で叱ることが重要です。
できれば叱ることよりも、褒めてあげるほうがしつけもうまくいきます。
時には叱ることも必要ですが、できたことを褒めることに重点をおきましょう。
まとめ
- 飼い主に唸る6つの理由と対応方法をご紹介
- 犬が噛む4つの理由と噛みつき対策を解説
- 飼い主に唸る・噛む犬にしてはいけないNG行動
今回は、飼い主に攻撃的になる犬の理由とその対策について解説しました。
飼い主に唸る・噛む行為は早めの対策で癖がつく前にやめさせることができます。
反対に放置すればどんどん悪化する恐れもあるので、理由を解明して積極的に対策していきましょう。
人に怒らない、温厚な犬であればどこへ行ってもだれにさわってもらっても安心です。
犬は飼い主に唸る・噛むことで、何かメッセージを伝えています。
犬の気持ちを汲み取ることも、時には必要ですね。
気持ちを理解することで、絆も深まりますよ。
飼い犬が攻撃的で悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
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