小型犬の人気ランキングで常に上位に入るトイプードル。
そのトイプードルよりもさらに小さいサイズをティーカッププードルと言います。
ティーカップに入ることが出来てしまうほどの大きさで、小さい個体同士を交配させて繁殖させています。
「小さいほど可愛い」「より小さく」と人間のエゴで小さく生まされていると言っても過言ではない実態があります。
実際、想像を絶する繁殖行為を行っている質の悪いブリーダーも少なくありません。
そのため、生まれつき体が弱かったり、適切な交配・出産で生まれる犬よりも病気になるリスクが高いことがあります。
そのような誰もが可哀想と思うティーカッププードルの繁殖の実態を知ると、すでに飼っている人は「悪徳ブリーダーから迎い入れてしまったかも」「うちの子と長く一緒にいることができないかも」と後悔をしてしまうかもしれません。
この記事では、ティーカッププードルの繁殖の実態をお伝えするとともに、迎い入れてから後悔をしないために飼い主ができることをご紹介します。
小さいからこそ!?飼い主でさえ可哀想に感じてしまうこと4つ!
近年の人気小型犬種のランキングでは常に上位にいるトイプードル。ぬいぐるみのような見た目の可愛さと活発且つ賢さも兼ね備えています。
ティーカッププードルは通常のトイプードルよりもさらに小さい個体を指します。
トイプードルよりも小さくて体重も軽いことから「お世話も楽そう♪小さくて軽いからどこにでも連れて行けるかも♪」と考える人も少なくないと思います。
そうして、あまり知識がないまま飼ってしまうと後悔することがあります。また、ティーカッププードルが誕生した環境を知ると可哀想と感じ後悔を感じる方も多いでしょう。
下記ではティーカッププードルを飼って後悔してしまうポイントを4つ紹介します。
- しつけが難しい
- 質の悪いブリーダーが出てきやすい
- 繁殖方法が悪い
- 成犬時、理想より大きく育った
ティーカッププードルを飼ってまず後悔してしまうポイントは、ぬいぐるみのようなみ外見から想像もつかないような大きい声で吠えたりすることで、しつけが大変!と感じてしまうところではないでしょうか。
どこに連れていっても可愛がられぬいぐるみみたいな見た目ですが、性格は好奇心旺盛で賢いプードル。小さいから、かわいいからと甘やかしは厳禁です。
一度間違ったしつけをしてしまうと、賢いのですぐに覚えてしまいます。しつけを開始するときはこつ然とした態度で、良し悪しをしっかり教える必要があります。
- わかってはいるけど・・・結果がでない
- ちゃんと実行しているのに無駄吠えが治らない
- 毎日の部屋の片付けが大変
実際、そんな飼い主さんが多いのは事実。
育犬ノイローゼになってからでは遅いです。
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非公認のサイズなのでティーカッププードルは公認されているサイズの近い「トイプードル」として血統書には書かれています。
しかし、実際には成長をしなければわからない成犬時のサイズを、人気が高く需要のある「タイニー」や「ティーカップ」とうたって高値で販売しているのです。
確実に小さい個体が生まれるようにと繁殖をしているため、ブリーダーとしての質が低い場合があります。
有名で良質なブリーダーが少ないと言われるのも、JCKで規格外とされる極端な小ささで繫殖をしているからです。
ブリーダーの品質が問われてしまうので、もともとトイプードル(JCK認定規格)を繁殖していたブリーダーがあえて小さいサイズの繁殖をすることはしません。
迎い入れたときの情報が違っていたと後悔をすることがないように、良いブリーダーか悪いブリーダーかどうかは実績や評判をよく調べることが大切。
3.繁殖方法が悪い
上記で質の悪いブリーダーと書きましたが、なぜ小さく繁殖ができるのでしょうか?
それは、「未熟児として生まれさせる」からです。
犬の妊娠期間は90日と言われていますが、その3分の2(約60日)前後で帝王切開をして取り出します。もちろん母体にもかなりの負担が強いられ、子犬も今後、健康に育たないリスクも高くなります。
さらにこのような繁殖方法で、小さい個体同士を交配させ、それを繰り返すので、奇形児や先天性の病気を抱えた子が生まれるリスクももちろん高くなります。
このような繁殖時の闇の深い実態があるため、JCKでは「タイニープードル」や「ティーカッププードル」は認可されていないのです。
このような実態を飼ってから知ると、「長く生きることができないのでは?」と不安になり後悔することもあるでしょう。
もちろんティーカッププードルを飼うことは悪いことではありません。
しかし、「思っていたより大きくなってしまった」と成犬になった愛犬をみて後悔する飼い主も出てきてしまうのも事実。
大きくなったというのは、未熟児で生まれてきたものの飼い主が健康に育てた良い結果です。
しかし「大きいから可愛くない」「要らない」と、理想とのギャップから最後まで愛情をもって育てることができず、手放されて心に深い傷を負ってしまう可哀想な犬も少なくありません。
ティーカッププードルを迎えてからブリーダーの実情を知ると、悪いブリーダーから飼ってしまったという後悔や可哀想な思いをした愛犬の母犬や兄弟犬がいることにショックを受ける人が多いのではないでしょうか。
ティーカッププードルは非公認!?その理由とは?
プードルって小型犬だけでなく大型犬もいたり、サイズが色々あると思いませんか?
例えば、ひとくくりにトイプードルといっても、がっしりとした大きめの子がいたり、飼い主さんの後ろをちょこちょこ歩いているようなとても小さい子までいます。
生後6~9カ月ごろには体の成長はほぼ止まり、成犬時の大きさとなります。その時に「トイプードルと言われていたけど、大きい(or小さい)!」と感じる飼い主さんは少なくありません。
プードルのサイズは歴史を理解すると納得できるはずです!
以下ではプードルのサイズについてまとめてみました。
★…一般社団法人ジャパンケンネルクラブ(以下:JCK)公認サイズ
☆…JCK非公認サイズ
体高:約45~60㎝ 体重:約16~25kg
プードルの基本形です。ドイツ語で「水辺でバシャバシャと泳ぐ」という意味の「pudel(プデル)」が元になっているプードル。
ドイツからフランスに持ち込まれて犬種として認知されるようになってきました。
知能が高く人に従順であるため躾やすく、大型犬の中でも人気犬種の一種です。
体高:約35~45㎝ 体重:約8~15㎏
スタンダードプードルと同一の特徴を持ちながら、そのまま縮小したサイズ。
体高:約28~35㎝ 体重:約5~8㎏
ミディアムプードルを縮小した外見とプロモーションが保たれていて、尚且つ、ドワーフィズム(子犬症)の兆候がないものとされます。
正常よりも極端に体が小さい、四肢が短いといった症状であり、必ずしも治療が必要といった病気の状態ではありません。
体高:約26~28㎝ 体重:約3~4㎏
国内で一番人気のサイズのプードルです。
外見はミニチュアプードルと類似していて、全体的なプロモーションも同様のものとされます。ミニチュアプードルと同じくドワーフィズムの傾向があるものは当てはまりません。
体高:25㎝以下 体重:約2~3㎏
アメリカで作られたサイズであり、日本のJKCでは非公認です。
トイプードルよりも全体的に骨格が小さく、マズルが短めです。
体高:23㎝以下 体重:約1~2kg
ティーカップに入ってしまうほどの小ささのサイズです。こちらもタイニープードル同様アメリカで作られ、日本のJKCでは非公認となっています。
他のサイズのプードルに比べ関節や骨が弱いことが多いです。
以上のようにプードルは6つのサイズに区分することができますが、JCKで発行される血統書には非公認サイズである「タイニープードル」と「ティーカッププードル」はなく、4つのサイズとなります。
したがって、体高25㎝以下のサイズの個体も、すべて「トイプードル」として表記されます。
また、よくあるケースが「トイプードルというよりは体重も重くてミニチュアプードル??」と成犬になってから感じることです。
ミニチュアプードルを小型化したものがトイプードルなので「先祖返り」とも言われます。
人間でも良くありますよね。私自身、父親似ですが、父方の祖母によく似ていると親戚から言われます。「先祖返り」とはまた違うかもしれませんが(笑)
私の友人はトイプードルを2頭飼っています。2頭は血のつながった本当の兄弟ですが、1頭はがっしりとした骨格の持ち主で四肢が長く、体重は5キロほどあります。
もう1頭は3キロほどで、四肢は標準と言われる長さですが手足の骨自体が小さいです。人間と同様に、同じ両親から生まれても違いは出てきます。
後悔しないために…ティーカッププードルを飼う上で気を付けると5つ!
迎い入れたからには、飼い主には愛犬を正しく健康に飼わなければいけません。もしかしたら正しい繁殖方法で生まれていなくて、ほかの子よりも体が弱いかもしれません。
愛犬に可哀想な思いをさせないために、飼い主である私たちが後悔をしないために。以下の5つに気を付けましょう。
- かかりやすい病気を理解しておく
- 健康診断を受ける
- 適切な量の食事
- しつけを根気よく行う
- 信頼できるブリーダーから迎える
膝蓋骨脱臼や外耳炎、気管虚脱などかかりやすい病気を知っておくことで、日々の生活で気にかけることができます。
ティーカッププードルに限らず、小型犬は膝蓋骨脱臼になりやすいです。先天的に発生していることがほとんどです。
走り回るところはカーペットを敷くなどして滑ることのないようにしましょう。トイプードルよりも骨が細く、骨折もしやすいので注意が必要です。
かかりやすい病気の兆候がないかどうかを早期に発見することができるので、最低でも1年に一回の健康診断を受けることをおすすめします。
ワクチンや狂犬病予防注射も獣医と相談をして、行いましょう。
もともと未熟児として誕生しています。適正な量の食事を与え健康に育てることが大切です。特に食欲旺盛な子は大きく育つこともあります。
小さいままがいいからと適正な食事を与えないと、低血糖症になったり、健康に育ちません。
可愛い見た目で甘やかしたくなってしまう気持ちは誰しもあると思います。
しかし、相手は賢い頭脳の持ち主。思い通りにいかなくて吠えたときに、一度わがままを許してしまうと、「吠えれば思い通りになる」と学習してしまいます。一度間違って覚えたことを正すのはもっと難しいです。
吠え癖がついて後悔する前に、心を鬼にしてしつけをしましょう。でも何事もやりすぎは厳禁。飼い主さんのペースで無理にするとお互いにストレスを抱えてしまう可能性も。
これから迎えたいと考えている人は信頼のできる良いブリーダーから迎い入れるようにしましょう。
近年はSNSでブリーダーが新しく生まれた子犬を紹介して、迎い入れたいと思っている人も簡単に調べることが出来ます。
ただし、表の面だけを見てはいけません。犬舎を案内してくれたり、母犬や子犬たちの普段の元気に過ごしている様子を動画で見せてくれるようなブリーダーは良いと言えるでしょう。このような質の良いブリーダーから迎い入れるようにしましょう。
世間の目は厳しいです。気になるブリーダーは口コミや評価を検索してみましょう。
まとめ
- 「小さい」を求めすぎて可哀想な実態がある
- ティーカッププードルはJCKの非公認サイズである
- 可哀想なティーカッププードルを増やさないために、後悔しない飼い方を
「より人気がでるから」「かわいいから」と、人間のエゴで通常のサイズよりも小さく作られたティーカッププードル。
人間のせいで可哀想な一生を送ったり、奇形だからと人目に触れられないまま殺処分されてしまう子も少なくありません。
迎い入れたからには、後悔のない一生を送らせてあげられるように努めることが大切です。
また、「大きくはならない」「この子はティーカッププードルサイズです」と言われていても、想像より大きくなることはあります。
迎い入れたことに後悔をせず、ありのままの愛犬を愛してあげましょう。
しつけに関しては小さくても頭がいい犬種なので早め早めがポイントになります。
- どうしても愛犬のしつけが思うようにいかない
- 噛みつき、拾い食い、他の犬と仲良くできない
- 思い描いていた理想の愛犬生活と違う
そんな悩みの飼い主さんはやはりイヌバーシティがおすすめになります。
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